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麻縄の基本

麻縄の基本

麻縄の価値の基本は、国際取引は重さで売買されます。
色々な麻製品も種類によって、価格が異なります。
今、高騰しているのが、サイザルで、色は白っぽい繊維で繊維としては太目です。
マニラ麻は現在生産がほとんど無くなってしまったので、サイザルに茶系の色を染めてマニラ麻として売られています。

リネンは、衣服などに加工される、質の良い麻で、価格も麻としては高価です。ジュートの数倍の価格です。(安いものはジュートを漂白して販売していると聞いたことがあります。それは主に中国産のようです。)

ジュート(黄麻)は、現在生産量が減りつつあり、値上がり傾向です。
輸入する原料は、2種類になります。
原材料として1t単位で繊維としてのものと、糸状に撚られた物の2種類です。
海外で糸によられたものは、太さがまちまちで、絞られている時は目立ちませんが、使い込むと膨れてきます。煮なめしをすると、顕著に出てきます。
日本規格で、ロープを作ったものとは比べよようがないくらい、太さはバラバラです。

なので、当社のものはすべて日本で生産しております。

製品の特長ですが、バングラディシュで加工された物は、麻の黒いごみが中に織り込まれることが多いようです。
中国産は、漂白してあるような白っぽいものもあり、絞りも甘いようです。
一般に販売されているものは、生産国(バングラディシュ・中国他)で糸状に加工された物をロープとして、製品にされた物を輸入し販売するもの。(商社から量販店(ホームセンター等)

現地商社から原材料を仕入れ、日本で糸を作りそれを寄り合わせてロープにしているのが当社の製品です。

ジュートの価格は品質ではなく、重さで価格が決まるということです。
ロープにしたとき、軽ければ安くなる、重ければ高くなるというものです。
ですので、何メートルでいくらではなく、ロープ等の製品であればキロでの価格で取引されます。

麻縄の作り方は、麻の皮から細い繊維状にした物を取り出し、その繊維を撚り合わせ細い糸状にした物です。繊維は非常に細く切れやすいものです。
細い糸を何本も撚り合わせて太いロープにしていきます。
糸の絞り方が弱ければふんわりとした柔らかい毛羽立ちやすい縄ができます。
糸を強く絞り固い糸を作りそれほ束ねていく行程でも強く絞りながら縄を作っていくと強くて固い縄ができます。
ふかふかの縄は、煮やすく染めやすいですが、縄減りも(細り)早いようです。

当社のロープは、7.4mで130から135グラムというのがロープの目安になります。

ジュートロープとしてホームセンターやハンズに売られているもの、と当社の縄では製造過程の品質管理が違います。市販されている物は海外製が多く、見えないところに粗悪なものを織り込んでいることがあのます。 縄自体の色も少し黒っぽいものがあるようです。

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鬼縄の麻縄商店

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